Dune Awakeningの感想

『Dune Awakening』は、Funcomが開発するサバイバルサンドボックスMMOであり、多くのMMOファンやサバイバルゲーム愛好者の間で注目されています。私はこのゲームを以前からフォローしており、今回、約4~5時間のプレイを体験する機会を得ました。今回はそのプレイ内容を紹介し、ゲームの初期段階の雰囲気や要素を伝えつつ、いくつかの懸念点についても触れていきたいと思います。

キャラクター作成とクラス選択

ゲームはキャラクター作成から始まります。外見のカスタマイズは標準的なスライダーを用いた調整が可能で、体型や顔の特徴、カラーリングなどが自由に設定できます。さらに、出身地やキャスト、メンターを選択することで、キャラクターの背景設定だけでなく、ゲームプレイにも影響を与える要素が決まります。

  • トルーパー:攻撃的なスタイルで、グラップルフックを使用。
  • メナット:偵察と戦略を得意とし、セントリータレットを配置可能。
  • ベネ・アコライト:肉体的なマスタリーと「Voice Compel」スキルを駆使。
  • ソードマスター:近接戦闘に特化し、遠距離攻撃を防ぐ「Deflection」スキルを持つ。

進行するにつれて、すべてのスキルや武器をアンロックできるため、初期選択はあくまで基盤となる要素です。

サバイバル要素と戦闘システム

基本的なサバイバル要素

チュートリアルでは、クラフトや環境要因への適応を学びます。

  • 脱水:水分補給が必要で、水源を見つけることが重要。
  • 熱中症:太陽の影響を受け、影や建物に隠れることで防げる。
  • クラフト:移動式クラフトステーション「FRキット」を使用し、初期装備やツールを作成。

戦闘システム

戦闘は基本的に近接攻撃と遠距離攻撃に分かれています。

  • 近接攻撃:連続攻撃で敵を怯ませ、スタン状態を作り出す。
  • パリィ:タイミングよく防御すると敵をスタンさせる。
  • 重攻撃:「Slow Blade Strike」は敵のシールドを貫通。
  • 防御手段:ダッシュ回避やシールドスキルが使用可能。

初期の戦闘はややもっさりとした印象で、特に近接攻撃のアニメーションが遅く、改善の余地があるように感じました。

探索と環境の影響

砂漠の広大なオープンワールドでは、多くの脅威が存在します。

  • サンドワーム:騒音を立てすぎると出現し、一撃でプレイヤーを飲み込む。
  • ダイナミック天候:砂嵐が移動し、視界を悪化させる。
  • 夜間巡回:警備ドローンが地上を監視し、発見されると敵が出現。

また、探索中に放棄されたオーニソプターを分解し、素材を回収することも可能です。

ベース建設とクラフトシステム

拠点の建設は比較的シンプルで、次の流れで進みます。

  1. 建設領域の設定(サブフェイフ)
  2. 基礎の設置(床・壁・屋根・ドアなど)
  3. クラフトステーションの設置(貯蔵庫、発電機、浄水装置など)

これらを活用することで、環境の影響を軽減しつつ、さらなるクラフトが可能になります。

スパイスと特殊能力

スパイスを摂取することで、「プレシアン状態」に突入し、

  • スキルクールダウンの短縮
  • ダメージ強化
  • 毒耐性の付与 といった効果を得られます。

ただし、使用後には「スパイス禁断症状」により、次のスパイス摂取が難しくなるというリスクがあります。

期待と懸念点

良い点

  • オープンワールドの広大さと没入感
  • サバイバル要素の独自性(熱中症対策やスパイスの活用)
  • 拠点建設の自由度

懸念点

  • 戦闘のもっさり感とアニメーションのカクつき
  • パフォーマンスの不安定さ(カクつきやFPSの低下)
  • 序盤のコンテンツ不足感(後半の「Hagga Basin」エリアでの展開に期待)

まとめ

『Dune Awakening』は、サバイバルとMMOの融合という点で大きな可能性を秘めています。現時点では、戦闘のもっさり感やパフォーマンスの不安定さなどの問題があるものの、ゲームのスケールやユニークなサバイバル要素には期待が持てます。今後の改善がどこまで進むかが重要であり、正式リリース時にどれほどの完成度になるのかがカギとなるでしょう。

個人的には、MMOとしての大規模PvPやダンジョン、ダイナミックイベントの内容に大いに期待しています。今後も情報を追いながら、さらなる進化を楽しみにしたいと思います。

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