F1に対する一般の人の印象
1.「ぐるぐる回ってるだけで何が面白いのか・・・」
F1レースについてよく言われるのが、ただ同じコースをぐるぐる周回しているだけで、面白みに欠けるといういことです。
これはレースファン以外の人がよく言うことです。
早い話、走ってるだけで魅力のある車ではないということです。
基本的に退屈なので、あまり興味がない人がF1をついつい見てしまうということが起こりづらいのが現実です。地上波では放送しませんし、BSでも放送しません。
正直、F1は10分程度のハイライト動画を見れば十分です。
2.「全然バトルがない」
レース映画だと四六時中他のドライバーとバトルしていますが、実際のレース、特にF1では、バトルをしているのはほんのわずかな時間だけです。
DRSという装置を使うことで、あっさりオーバーテイクできてしまうので、バトルが続かず、単独走行になることがよくあります。
また、参戦台数も20台しかいないので、余計にバトルは少なくなります。
3.「エンジン音(排気音)が小さい」
2005年まで自然吸気V10エンジンで、2013年まで自然吸気V8エンジンでした。
しかし、2014年からV6ターボエンジンにMGU-Hが組み合わされ、音が非常に小さい車になりました。
電気自動車よりは大きいですが、実際サーキットで聴いてみると、本当に小さな音です。
迫力がない。
4.実況が盛り上げようとしていない
テレビ放送やネット配信での話ですが、昔と比べて実況アナウンサーがおとなしいです。
かつては古舘伊知郎氏がうるさいくらいにF1を盛り上げましたし、90年代~2000年代のフジテレビ地上波放送でも実況でレースの盛り上がりを伝えました。
しかし、最近では淡々と実況するだけにとどまっており、野球やサッカーなどの人気スポーツと比べると盛り上がりに欠ける印象があります。
5.毎回同じチーム・同じ人が勝つ
F1の特徴です。
SUPER GTやインディカー、NASCAR、MotoGPなどと比べると、毎回同じチーム、同じドライバーが勝ちやすいのがF1です。
他のどの車より速い車に乗っているのなら、トラブルに見舞われない限り、50周も走ればトップに出ることは難しくありません。
F1では車ごとに差があり、この差が大きければ大きいほど、特定の人だけが勝ちやすくなります。
残念ながら、作戦ではこの差を覆して勝つことはできません。一番速い車は一番作戦の幅が広いからです。
80年代や90年代前半のような大昔のF1は、速く走らせるのが非常に難しく、
6.選手の表情がわからない
モータースポーツの特徴ですが、レース中の選手の顔はわかりません。
サッカーや野球、バスケなどのスポーツでは、そういうことはまずありません。喜怒哀楽様々な表情が見られます。
防具をつける剣道はわからないかもしれません・・・。